【薬膳食材】ひなまつりと薬膳★
3月のイベントといえば「ひなまつり」
「ひな祭り」は女の子の行事として知られています。
これからもお子様が元気に成長し、幸せになれますようにとの願いを込めてお祝いします。
旧暦の3月3日は、桃の花が咲く季節にあたるため「桃の節句」とも呼ばれています。
今回はひな祭りで定番の食べ物を薬膳の観点からご紹介していきたいと思います。
#ひなまつり #桃の節句 #3月3日 #薬膳
ひなまつりの定番料理と薬膳的効能
ひな祭りで食べられる定番の食べ物には、ちらし寿司・はまぐりのお吸い物・菱餅・甘酒・ひなあられ等があります。
それぞれ、お子様の健康や幸福を願う意味が込められております。
#ちらし寿司
ちらし寿司に使われる「お酢」。
お酢には、消化促進や血行改善、疲労回復などの効果があると言われています。
さまざまな食材が使用されており、栄養面でもバランスが良く、健康に嬉しい効果が期待できます。
意味
縁起の良い食材を用いて、お子様のの健やかな成長や長寿、幸福を願うという意味が込められています。
#えび
「温性」の食材とされ、体を温めて冷えをとり、腎の働きを高める効果があると言われています。
意味
「腰が曲がるまで長生きできる」という長寿の願いがこめられています。
#れんこん
食物繊維、ビタミンC、ポリフェノールなどの栄養素も豊富に含まれています。
「肺」を潤す食材とされており、喉の渇きや痛み、咳を緩和する働きがあると言われています。
意味
大きく穴が開いていることから、「先まで見通しが利く」という意味があります
#錦糸卵
身体に潤いを与える作用があり、空咳や喉の痛み解消におすすめです。
意味
卵の黄色を金に見立て、財の豊かさや金運を願う意味が込められています。
#緑豆
体にこもった熱を冷ます作用があるといわれています。
意味
「健康にマメに働ける」という願いが込められています。
#桜でんぶ
意味
白身の魚の身の部分を煎って、色紅などで色付けした食べ物。鯛で作ることが多いため、「おめでたい」との語呂合わせから縁起の良いものとされています。
#はまぐりのお吸い物
はまぐりには、身体の熱を冷まし潤す効果が期待できます。
低脂肪で低カロリー、不足しがちなミネラルも補います。
意味
女の子が良縁に恵まれ、生涯一人の相手と添い遂げられるようにとの思いが込められています。
#菱餅
菱餅には、ヨモギが使われており、ヨモギには利尿作用や血行促進などの効果期待できます。
意味
健康や長寿、子孫繁栄、魔除け、厄除けなどの願いが込められています。
#ひなあられ
ひなあられには、でんぷんが多く含まれており、健康へと繋がることから、一生を健やかに暮らせるようにという意味が込められています。
基本的には赤、緑、白の3色か、ピンク、緑、黄、白の4色で作られています。
意味
菱餅の色に由来しており、春の訪れをイメージしています。
【3色】基本は3色で、自然のエネルギーによってお子様が健康に育ちますようにという願いが込められています。
ピンク：厄除け・魔よけ
緑：健康的な体・生命力・邪気を追い祓う
白：清潔・清める
【4色】四季を表しており、1年を通して女の子が健康で幸せに過ごせるようにという願いが込められています。
ピンク色：春、咲き誇る花のようなピンク色
緑：夏、新緑を感じる夏の緑いろ
黄：秋、葉っぱが色づく秋の黄色
白：冬、降り積もる雪の白色
#甘酒
気血を増やし温める性質があります。
冷えや疲労回復、食欲不振などの症状に効果があると言われています。
意味
健康や厄除け、子供の成長を祈る意味が込められています。
「白酒」を飲むこともありますが、「白酒」が子供には飲めないため、ノンアルコールで飲みやすい甘酒が定番化したためと考えられています。
「ひなまつり」の料理で、薬膳的な意味や効能についてご紹介しました。
今年のひなまつりは、食材一つ一つの意味も感じながら、お子様の一年の健康と幸福を願い、召し上がってみてはいかがでしょうか。
ぜひ、ご参考にしてみてください♪
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