【薬膳食材】おせちと薬膳★
お正月に欠かせない「おせち料理」。
おせちには、新しい年の始まりに感謝し、1年の家内安全と無病息災などの願いが込められており、縁起の良い料理です。
一つ一つおせち料理の食材にも意味があります。
そこで今回は、その食材の意味と体によいと言われる薬膳的効能をご紹介したいと思います。
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おせち料理の食材の意味と効能
#かずのこ
ニシンの卵で、魚卵の中ではコレステロールやプリン体が少なく、EPA、DHAが多く含まれており、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防に良いと言われています。
おせちでの意味
卵の数がたくさんあることから「たくさんの子に恵まれますように」と子孫繁栄の願いが込められています。
#黒豆
目の疲れや滋養強壮に良いと言われています。また、体の余分な水分を排出する働きがあるため、むくみ解消にもおすすめです。
おせちでの意味
「まめに働く」「まめに暮らせるように」という意味があり、勤勉と健康の願いが込められています。
#伊達巻
卵を使う「伊達巻」。
卵には、血を補い、身体を潤す効果があると言われており、「貧血」や「空咳」が気になるときにおすすめです。
おせちでの意味
巻物のような形が当時の書物を連想させ、「知恵が増える」ということから「「学業成就」の願いが込められています。
#れんこん
「肺」を潤す食材。
喉の渇きや痛み、咳を緩和する働きがあると言われています。
おせちでの意味
たくさんの穴が開いていることから「将来の見通しが良くなるように」という願いが込められています。
また、種が多いことから「子孫繁栄」との意味もあります。
#紅白なます
炭水化物の消化を助けるアミラーゼやたんぱく質の消化を助けるプロテアーゼが含まれており、食べ過ぎによる胃もたれ、胸やけ、消化不良にも効果が期待できるといわれています。
おせちでの意味
紅白なますは、水引を連想させるといわれ、平和と平安の願いが込められています。
#えび
身体を温める「温性」の食材。
冷えが気になるときにおすすめです。
おせちでの意味
ひげがあり、火を通すと曲がった腰のようになることから、腰が曲がるまで健康で長生きできるようと「長寿」の願いが込められています。
#鮑
余分な熱を冷まして「血」を補う食材。
眼精疲労や眼の充血の改善にも良いと言われています。
おせちでの意味
アワビは長生きで15〜20年程生きると言われていることから「不老長寿」の願いが込められています。
#鰤
体を温め「気」「血」を補う食材。
貧血や高血圧の予防、胃腸の働きを良くすると言われています。
おせちでの意味
ぶりは大きさによって呼び方が変わる魚で出世を連想させるため、「立身出世」の願いが込められています。
#鯛
脾と腎の機能を高め、胃の働きを良くしてくれる食材。
食欲不振やむくみ、足腰のだるさの改善に良いと言われています。
おせちでの意味
「たい」と「めでたい」にかけて、お祝いの席でよく見かける縁起物。
他の魚よりも長生きであることから「長寿」の意味も込められているとも言われています。
#紅白かまぼこ
かまぼこは白身魚が原料のものが多く、カルシウムやタンパク質が含まれており、骨や歯の健康におすすめです。
おせちでの意味
赤は「魔除け」白は「清浄」を意味がある縁起物とされています。
また切り分けた半円形が「初日の出」を連想させるとも言われています。
#栗きんとん
「気」と「血」を補うと言われています。
体を温め、血流を良くする効果が期待でき、足腰の冷えやだるさにおすすめです。
おせちでの意味
栗きんとんは「栗金団」と書き、金団には「金の団子」や「金の布団」という意味があります。
また、黄金色をしているところから、財産や富、金運を得る縁起物と言われています。
「薬膳」と「おせち」について主な食材の意味や効能についてご紹介しました。
今年のお正月は「薬膳おせち」を作ってみるのはいかがでしょうか。
ぜひ、ご参考にしてみてください♪
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