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おうちでも簡単に作れる!今話題の薬膳カレーとは★

「薬膳カレー」をご存知でしょうか?
近頃は健康や美容志向の方に人気があり、「薬膳カレー」というメニューを出しているお店も見かけるようになりました。
しかし、まだまだ「薬膳カレーって何?」「普通のカレー何が違うの?」と思われる方が多いのではないでしょうか。
今回は薬膳カレーの効果効能や、おうちで簡単に作れるレシピをご紹介♪

▼この記事でご紹介する内容
1.薬膳カレーとは
2.薬膳カレーの健康・美容効果
3.おうちで簡単!薬膳カレーのレシピ
4.薬膳カレーの準備
5.まとめ



~ 薬膳カレーとは ~

普段食べている普通のカレーにもいろいろなスパイスが使われているので、それも薬膳カレーじゃないの?と思われますよね。
確かにそれも間違いではありません。しかし、然の膳が考える薬膳料理はさらにそのカレーにプラスα!「肩こり」や「頭痛」など、その時の不調やお悩みを改善すること病気になる前に体質を整えることを目的とします。
そのときのお悩みに対して、材料やスパイスを選び組み合わせて作った「薬膳カレー」は普通のカレーよりも、体にパワーを与えてくれるカレーなのです。

薬膳カレーは、ご自身の改善したい不調に合わせて、食材(スパイスや具)を組み合わせて作るカレーです。
花粉症や梅雨、紫外線など季節のお悩みなどは、その時期の「旬」な食材を取り入れて作っていただくのがおすすめです♪
最近は旬がわからなくなるほど、季節に関わらずどの食材も手に入るようになりました。
しかし本来は、その季節に合わせた体調を整える効果が多いのが「旬の食材」です。

春(主な不調:頭痛・ストレス・不眠)|ニラ・アスパラ・たけのこ・あさり・豆 など
夏(主な不調:夏バテ・食欲不振・熱中症)|トマト・茄子・セロリ・イカ・たこ・パプリカ など
秋(主な不調:風邪・花粉症・乾燥)|さつまいも・じゃがいも・きのこ・にんじん・菊花 など
冬(主な不調:冷え・神経痛・むくみ)|ほうれん草・ブロッコリー・レンコン など





カレーには、いろいろな「スパイス」が使われております。
中国でスパイスは「薬」としても使われ、長く重宝されてきました。
薬膳の世界では食材を「五性」という5つの分類に分けます。
スパイスは主に、「熱性」か「温性」に分けられ、気の巡りを良くして、血行を促進効果のある食材で、代謝を高め体を温めてくれます。
健康面でいうと、「冷え性」「肩こり」「疲労回復」などの効果に期待でき、美容面では余分な水分や老廃物の排出を促してくれるので、「むくみ」や「便秘」の改善に期待できることから、美肌へも繋がります。
また、代謝が高まることで、ダイエット効果にも期待でき、スパイスは体に嬉しいことばかりの食材です。


主なスパイスといえば、「クミン」「カルダモン」「コリアンダー」「シナモン」「ターメリック」などがあります。


ターメリック(ウコン)|ショウガ科の植物で、クルクミンというポリフェノールが含まれています。消化促進作用や肝機能や月経痛の改善などに効果が期待できます。
クミン|エジプト原産のセリ科の一年草。消化を助けてくれ、腹痛や胃痛、下痢の改善、肝機能の向上などの効果が期待できます。
カルダモン|体の余分な水分を取り除く作用や、 抗炎症作用があり、清涼感のあるスパイシーな香りにはリラックス効果や口臭予防があります。
コリアンダー|胃腸を整える効果があり、デトックス効果があると言われています。
シナモン|身体を温めてくれ、冷え性や血流の改善に効果が期待できます。また胃腸の働きを助けてくれる効果もあります。






~ おうちで簡単!薬膳カレーのレシピ ~


▼ひよこ豆とほうれん草のキーマカレー
貧血予防におすすめ!
血の材料となる鉄分を多く含むひよこ豆は貧血予防に効果的。ほうれん草との組み合わせでその効果をさらにアップ!



▼シーフードと気巡り野菜のカレーライス
疲労回復・イライラ解消におすすめ!
セロリ、玉ねぎ、パプリカ等の香りの高い野菜には、滞った気を巡らせる作用があり、ストレスやイライラに効果的です。



▼薬膳担々カレー
胃腸と肝臓のお疲れにおすすめ!
生薬として有名なターメリックやクミン等のスパイスで作られたカレー粉と油分を含むごまを合わせて、胃腸機能を改善する効果が期待できます。







~ 薬膳カレーの準備とコツ ~

今や輸入品専門のお店もよく見かけるようになり、素材にこだわった品質の良いスパイスが、簡単に手に入るようになりました。
「すぐ使いたい」ときには、よく耳にするスパイス「ターメリック」や「コリアンダー」などは、普通のスーパーでも手に入ります。
また、スパイスを組み合わせるのが面倒!もっと手軽に作りたい!という方は、市販の「カレー粉」にもスパイスは含まれていますので、カレー粉を使用するだけでも薬膳効果は期待できます。


ご自身で、一からスパイスを揃えて作るのは大変!という方には、レトルトのカレーでも「薬膳カレー」をお召し上がりいただけます。
然の膳では、美肌やアンチエイジングにもこだわった「薬膳カレー」と「薬膳ほうれん草カレー」の2種類をオンラインショップにて販売中です!
また、そちらのカレーを使った、アレンジレシピもご紹介しています。



「薬膳カレー」
美肌効果で知られる「ハトムギ」
胃腸や肺の気のめぐりを良くするとされる「陳皮」
滋養強壮やアンチエイジングに良いと言われる「ナツメ」
さらに、田村薬草園おすすめの「大和とうき」「ローレル」「レモングラス」を加えた薬膳カレー。
血行を促進し、血の巡りを良くしてくれる効果が期待できます。
また胃腸の働きを助け、消化促進を促します。
「薬膳ほうれん草カレー」
田村薬草園おすすめの「大和とうき」「ローレル」「レモングラス」に「ほうれん草」を加えた薬膳カレー。
血行を促進し、血の巡りを良くしてくれる効果が期待できます。
また胃腸の働きを助け、消化促進を促します。



\ 薬膳カレー使用 /
▼菊花と銀杏ごはんカレー
花粉症対策におすすめ!
経口免疫療法で免疫力を高めることにより、花粉症予防。



\ 薬膳カレー使用 /
▼彩り野菜の薬膳カレー
眼の健康におすすめ!
紫外線やブルーライトから目を守る働きのある、ルテインを含む「パプリカ」をまぶしたライスがポイント



\ 薬膳ほうれん草カレー使用 /
▼薬膳キーマカレー
低気圧のお悩みにおすすめ!
ほうれん草と体に優しい薬草を組み合わせ疲労回復カレーで「梅雨だる解消」





~ まとめ ~

いかがでしたでしょうか。
ここまで「薬膳カレー」についてお伝えしてきましたが、その時々のご自身の体調・体質に合わせて組み合わせて作る「薬膳カレー」
欲しい効能を含んだ具材とスパイスを組み合わせ、ご飯も白米以外の「雑穀米」や「サフランライス」「ターメリックライス」に変えてみたりしても、1つのカレーで幅広い工夫が楽しめます。
自分自身の状態を知り、状態に合わせて日々の食事を通して体調を整える。「食事こそが自分の体を健康に維持してくれる大薬」なのです。
ぜひ、ご自身に合った、オリジナルの薬膳カレーを作ってみてください。




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