ドラマ“しあわせは食べて寝て待て”を然の膳視点で紹介(第一話・第二話編)

この春、あるドラマで「薬膳」が話題となりました。
そのドラマとは、NHKで放送された「しあわせは食べて寝て待て」
ドラマを見て、薬膳に興味を持った方も多いのではないでしょうか。
主人公が、一生付き合っていかないといけない病の影響で起こる体調不良に悩まされている中、出会うのが「薬膳」
薬膳を取り入れた食事を実践し、病と向き合っていきます。
そして薬膳と人々の出会いを経て、自分なりのしあわせを見つけ日々を過ごしていくお話。
今回この記事では、第一話・第二話のお話で登場してくる薬膳知識や薬膳料理の沿って、然の膳の視点からもご紹介していきたいと思います。
▼この記事でご紹介する内容 1.第一話(頭痛) 2.第二話(五色の食材) 3.然の膳で買える♪おすすめ薬膳アイテム |
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~ 第一話(頭痛) ~
第一話では、頭痛に悩まされている主人公に、おすすめされていたのが「大根」
大根は、抗炎症作用があり、頭痛の痛みに効くと言われております。
特に辛味が強い下部分が◎
肩や首の筋肉の緊張やストレスで起こる「緊張型頭痛」におすすめで、この頭痛は一番多く見られる頭痛の種類といわれています。

~ 頭痛におすすめ!その他の食材 ~
頭痛には、その他にも「偏頭痛」や「群発頭痛」などの種類があります。
【偏頭痛】長時間にわたって鈍い痛みが続き、片側に強い脈打つような痛みが現れます。
原因は遺伝や環境の変化、天候など多岐にわたり、完全に解明されていないそう。
【発頭痛】短時間に激しい痛みが現れ、特に目の周りや側頭部が多いそう。
原因は遺伝や環境の変化、天候など多岐にわたり、完全に解明されていないそう。
おすすめはマグネシウムやオメガ3を多く含む食材。
また、脱水が原因で引き起こすこともあるので、しっかりと水分補給することも重要なポイントです。
注意したい食材もあり、チョコレート、チーズ、アルコール、加工肉は、頭痛を引き起こす原因になることがあります。

サーモン サーモンなどに含まれる、オメガ-3脂肪酸は炎症を抑える効果があり、頭痛の予防に役立つと言われています。 |
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ナッツ類 マグネシウムが含まれており、頭痛を予防する働きがあるといわれています。 |
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生姜 吐き気を伴う頭痛に効果が期待できます。 生姜には抗炎症作用や血行を促進する効果があり、吐き気を抑えることにも役立つといわれています。 |
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~ 第二話(五色の食材) ~
第二話では、薬膳の勉強を始めた主人公が、季節ごとの色(食材)を意識して取り入れるところが登場しました。
薬膳には「五色(青・赤・黄・白・黒)」というものがあり、食材の色を基にした食事法です。
この考え方は、五行説(木・火・土・金・水)と結びついており、それぞれの色が特定の臓器や体の部分に対応しています。
五色を取り入れることで、体内のバランスを保つことができると言われています。
-青(緑)-
肝の働きをサポートする食材。
「肝」の気が高ぶりやすい春におすすめ
- 春菊
- セロリ
- ニラ
- ほうれん草
- 青魚 など
~ おすすめレシピ ~
-赤-
心臓の季節と言われている夏におすすめ。
暑さで負担がかかりがちな心臓は、赤い食材を摂ることで、働きをサポートします。
- 牛肉
- クコの実
- ナツメ
- トマト
- 赤ピーマン など
-黄-
季節の変わり目の体調不良におすすめ。
身体にエネルギーを与え、消化を促進し、免疫力を高める効果が期待できます。
- とうもろこし
- ターメリック
- かぼちゃ
- さつまいも
- 黄色ピーマン など
-白-
乾燥が始まる、秋におすすめ。
肺や体を潤す働きのものが多く、咳止め効果や肌の乾燥にも良いと言われています。
- 蓮根
- 豆腐
- 山芋
- 大根
- 梨 など
–黒-
冬に弱りやすい「腎」を高めるのにおすすめ
腎が弱ると気力や体力が低下してしまい、体調も崩しやすくなってしまいます。
- 黒ゴマ
- 黒砂糖
- きくらげ
- ひじき
- 黒酢 など
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然の膳で買える♪おすすめ薬膳アイテム

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